ファイザー・インクの「インターフェロンベータ抗体およびその使用」を読んでみた

ファイザー・インクの「インターフェロンベータ抗体およびその使用」(出願番号:2018-556490)を読んでみました。インターフェロンベータ(IFNβ)に特異的に結合する抗体またはその抗原結合性断片について記載された特許です。

【発明が解決しようとする課題】
全身性エリテマトーデス、リウマチ性疾患、皮膚筋炎、インターフェロン症等の治療のために、IFNβと特異的に結合する抗体が必要とされている。

【従来の課題】
・インターフェロン(IFN)ファミリーのサイトカインは、ウイルス感染から細胞を保護し、そのサイトカインは、広い範囲の応答に対応できることが分かっている。
・いくつかの抗IFNα抗体が臨床開発中である中、IFNβも、自己免疫障害においてIFNαと類似の役割を果たすと予測されている。しかし、IFNβを特異的に標的化する治療抗体は報告されていない。

【解決手段】
ヒトIFNβ中のエピトープと特異的に結合し、ヒトIFNαとは実質的に結合しない、単離された抗体またはその抗原結合性断片を産生かつ使用する方法を提供する。

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レバレッジ特許翻訳講座、10期生。2020年10月より講座を開始しました。 海外在住12年間。小学生と保育園の2人の子どもがいるワーキングマザーです。 「勉強」「育児」「仕事」「家事」のバランスを考えながら日英特許翻訳者を目指します。