ファイザー・インクの「部位特異的コンジュゲーションのための操作された抗体定常領域、ならびにそのための方法および使用」を読んでみた

ファイザー・インクの「部位特異的コンジュゲーションのための操作された抗体定常領域、ならびにそのための方法および使用」(出願番号:2014-548303)を読んでみました。抗体-薬物コンジュゲート治療剤を生成するための方法について記載された特許です。

【発明の背景および解決しようとする課題】
・がんは、死亡の主要要因であり、多くの化学療法剤および標的抗体療法が開発されている。中でも抗体-薬物コンジュゲート(ADC)ががん治療に有望であるが、欠点も多い。これらの欠点を回避するため、いくつかの手法が提案されているが、成功するADCに関してはまだ実証されていない。
・がん、自己免疫性、炎症性、または感染性の疾患の治療をするために、現在の化学療法剤の細胞傷害性副作用を低減しながら、抗新生物剤の抗腫瘍活性を増強または強化することができるものを開発する必要がある。

【解決手段】
操作された定常ドメインポリペプチドを含む抗体もしくはその抗原結合部分、またはFc融合タンパク質を使用した、抗体-薬物コンジュゲート治療剤を提供する。

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レバレッジ特許翻訳講座、10期生。2020年10月より講座を開始しました。 海外在住12年間。小学生と保育園の2人の子どもがいるワーキングマザーです。 「勉強」「育児」「仕事」「家事」のバランスを考えながら日英特許翻訳者を目指します。