ファイザー・インクの「MAdCAMアンタゴニストの投与レジメン」(出願番号:2016-1684)を読んでみました。MAdCAMアンタゴニスト抗体のレジメンについて記載された特許です。
【発明の背景および解決しようとする課題】
・粘膜アドレシン細胞接着分子(MAdCAM)は、主に組織化された腸リンパ組織の高内皮細静脈の細胞表面上にユニークに発現される。MAdCAMは、慢性胃腸管炎症の状態下の炎症性腸疾患において過剰なリンパ球血管外遊出を促進し、炎症促進性サイトカインは、内皮MAdCAM発現を増大させる。
・リンパ球動員、組織血管外遊出、炎症および疾患の重症度を低減するために、MAdCAMアンタゴニスト抗体の投与レジメンが必要とされている。
【解決手段】
約1mgから約150mgの間の初期用量のMAdCAMアンタゴニスト抗体を患者に投与し、治療する方法を提供する。また、抗MAdCAM処置に対する患者の応答を評価するためのバイオマーカーを提供する。

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