ボストン・サイエンティフィックの「内側ライナーを含む食道ステント」を読んでみた

ボストン・サイエンティフィックの「内側ライナーを含む食道ステント」(出願番号:特願2019-547473)を読んでみました。内側ライナーなどの内側部材を含むステントの製造および使用方法について記載された特許です。

【発明の背景および解決しようとする課題】
・ステントは、医療処置後に消化物、血液、または他の流体が流れる経路を提供するように設計される。
・一部のステントは、ステントの位置決めを支援する圧縮性および柔軟性の特性のため、元の展開位置から移動してしまう問題点がある。
・ステントの移動を減らす方法として、ステントのむき出しの金属部分を体管腔の組織に露出させる方法や、組織内部成長を促進する構造を備えることでステントを所定の位置に固定し、ステントの移動のリスクを軽減する方法がある。
・ただし、覆われていないむき出しの部分を含むステントは、組織がステントを体管腔に固定した後に除去するのがより難しくなる。
・充分に固定されると共に体管腔から容易に除去されることが可能なステントを設計することに加えて、可消化物質が体管腔を通過するのを支援する特徴を有するステントが必要とされている。

【解決手段】
・覆われた部分、覆われていないむき出しの部分、および管状ライナーを共に含む新たな管状スキャフォールドの製造および使用方法を提供する。

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レバレッジ特許翻訳講座、10期生。2020年10月より講座を開始しました。 海外在住12年間。小学生と保育園の2人の子どもがいるワーキングマザーです。 「勉強」「育児」「仕事」「家事」のバランスを考えながら日英特許翻訳者を目指します。