振り返り(11カ月目)

講座を受講してから11カ月が経ちました。今月は、アストラゼネカの「安定な抗INFAR1製剤」を自力翻訳してみました。約55,000字の明細書を訳出するのは、かなりの体力が必要であることが分かりました。根気のいる作業の中で、誤訳、細かいミス、訳抜け等の自分の至らない点を見つけてはため息が出ますが、ここはぐっと堪えて間違えを見つめ直し、前を向きたいと思います。また、先月購入したPat-Transerの基本操作を習得し、Tradosと併用して使っていますが、使いこなせていない機能が多く、効率化を図るためにも新たな機能を学んでいくことが大切だと感じています。

<主な学習>
・アストラゼネカ「安定な抗INFAR1製剤」を自力翻訳する
・特許明細書を読んでまとめる
①アストラゼネカ「安定した水性抗体製剤」
②アッヴィ・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コー・カー・ゲー「網膜神経線維層変性の治療に使用するためのRGM Aタンパク質に対するモノクローナル抗体」

<読んだ本>
・からだの中の外界 腸のふしぎ(ブルーバックス)
・現代免疫物語beyond 免疫が挑むがんと難病(ブルーバックス)
・新・現代免疫物語「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異(ブルーバックス)


<合計学習時間>
・概算 1600時間

<自力翻訳について>
全体を訳してみて、感じたことです。
①理解が浅いと、特に長い文章で誤訳をする。
⇒翻訳前に、背景知識を丁寧に読み込み内容を理解する。
⇒翻訳前にキーワードを抽出し、訳を確定しておく。
②同じような文章が続くと気が緩み、数字等の細かいミスや訳抜けをする。
⇒Pat-transerを使うことで数字のミスや訳抜けを防げそう。
③翻訳にかかる時間が長い。
⇒翻訳メモリと用語集を増強をすることで調べる時間を短縮できる。
⇒TradosとPat-Transerの機能をさらに学ぶことで、効率化を図る。
⇒力を入れて訳出する場所と抜いても大丈夫な場所を見極める。

どちらの本もまだ読み途中ですが、とても心強い味方です。

<今後について>
自力翻訳をしてみて実力不足を実感したものの、来月は、トライアルに向けてCVの作成準備を始めます。また、今月は訳すことに精一杯で翻訳の速度を把握するまでに至らなかったので、来月以降は一日の処理速度を計測していきます。引き続き製薬会社と医療機器メーカーの明細書を中心に読み進めていきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

レバレッジ特許翻訳講座、10期生。2020年10月より講座を開始しました。 海外在住12年間。小学生と保育園の2人の子どもがいるワーキングマザーです。 「勉強」「育児」「仕事」「家事」のバランスを考えながら日英特許翻訳者を目指します。