講座を受講してから1年が経ちました。今月は、初めてトライアルを受けました。講座受講開始時に「1年以内に必ずトライアルを1つ受ける」と決めていたことあり、今自分が持てる時間と労力をつぎ込んで挑みました。勉強中には気がつかなかった課題を幾つか見つけられたことが良かったです。
受講を開始した時は、「1年後にはトライアルに合格して仕事をしていたい」と強く思っていました。この1年間、学習を全くしなかった日は1日もなく、特許翻訳者になるという目標に向かってひたすら前を向いてきました。化学、物理、生物の基礎知識からメディカル分野へと学習の範囲を広げ、ようやく明細書が読めるようになってきました。想像していた以上に目標の壁が高く、仕事を頂けるようになるまでまだ時間がかかると思います。ただ、正しい方向で努力をすれば壁を越えられると感じています。
<主な学習>
・トライアルの内容を考察し、課題を抽出する。
・冠詞について本を読み、表にまとめる。
・移植に関する明細書を、請求項、背景知識、図面を重点的に17件読む。
・以下2件の明細書の請求項から図面までを自力翻訳する。
①ハプロ移植
②臓器移植患者における移植片拒絶反応の非侵襲的診断方法
<合計学習時間>
・概算 1750時間
<購入したもの>
・東プレRealForceキーボード
・ローラーバーマウス
今までノート型パソコンを使っていたことあり、キーボードについては他のキーボードとの違いがよく分からないのですが、ローラーバーマウスは購入して本当に良かったです!!手を移動する範囲が小さくなり長時間パソコンを触っていても手や肩が疲れにくくなりました。コピペするのも楽だし、全般的にパソコン作業が早くなったと感じています。
<読んだ本>
・移植医療の最新科学(ブルーバックス)
・細胞発見物語(ブルーバックス)
・新分子生物学入門(ブルーバックス)
<トライアルについて>
・最後まで理解に悩む文があり、リライトしてから訳出すべきではと感じつつも知識不足から原文どおりに訳出しました。コメントを何も書かなかったのですが、そもそもコメントすべき点がないのか、見落としている部分があるのか、判断がつきませんでした。納得のいく訳文を提出できたかと言うと自信がないのですが、トライアルの流れを理解したと同時に、幾つか課題点を見つけることができました。
・課題点
①冠詞への理解不足
トライアルで一番悩んだのが冠詞でした。タイトル、請求項、背景知識、図面、実施の形態と続いて行く中で、どこで冠詞をリセットするのか。また、単数形と複数形どちらで訳出するのが分かりやすいのか。冠詞一つで意味が変わってしまうことを考えると、一つ一つの単語の冠詞に敏感になり最後まで非常に悩みました。
冠詞の本を読み、冠詞について表にまとめ、頭の整理をしました。あとは、数をこなして感覚を磨いていくことが大切なのかなと思います。理解の内容を深めるために日本語の明細書を主に読んできましたが、冠詞に慣れるためにも英語の明細書を多読していきます。
②用語統一ソフトの必要性
トライアルの課題をレビューする中で、用語の統一ができておらず、用語統一の確認ができるソフトを持っていないことに気がつきました。日英翻訳の用語統一を確認できるソフトを探しており、現時点ではXbenchを使ってみようと考えています。
<今後について>
来月は、引き続き自力翻訳を進めながら英語の明細書を集中的に読んでいきます。
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