武田薬品の「細胞の培養方法」(出願番号:2019-557317)を読んでみました。神経堤細胞の製造方法及び増殖方法について記載された特許です。
【発明の背景および解決しようとする課題】
・神経堤細胞は、発生初期において神経上皮と表皮外胚葉の境界部に発生する細胞集団であり、多くの種類の細胞へ分化する多能性と自己増殖能とを有する。それゆえ再生医療用の細胞医薬として有用である。
・神経堤細胞は、培養下で多能性が次第に低下し、分化できる細胞種が減少してしまう問題があった。多能性を維持した神経堤細胞を長期間にわたって培養し増殖させるための技術が必要とされている。
【解決手段】
・分化能を低下させることなく神経堤細胞を増殖できる製造方法を提供する。

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