武田薬品の「細胞培養装置、培養液アスピレータ及び細胞培養方法」を読んでみた

武田薬品の「細胞培養装置、培養液アスピレータ及び細胞培養方法」(出願番号:2019-560590)を読んでみました。細胞を大量に培養できる細胞培養装置について記載された特許です。

【発明の背景および解決しようとする課題】
・多能性幹細胞を用いた再生医療の臨床応用のために、実験室的培養手法を量的に拡大し、一定以上の品質の細胞を大量かつ低コストに製造可能な培養装置の開発が必要とされている。
・細胞の培養方法として接着培養と浮遊培養があり、大量培養には、細胞の最大収量を培養液体積に依存している浮遊培養が有利である。しかし、遠心分離等の細胞分離操作の実施は困難であり、細胞の凝集体を自然沈降させることによって細胞と培養液とを分離して培養液の交換を行うため、手間がかかり、かつ安定的に培養ができなかった。

【解決手段】
・細胞の大量培養に好適な細胞浮遊培養装置を提供する。

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レバレッジ特許翻訳講座、10期生。2020年10月より講座を開始しました。 海外在住12年間。小学生と保育園の2人の子どもがいるワーキングマザーです。 「勉強」「育児」「仕事」「家事」のバランスを考えながら日英特許翻訳者を目指します。