武田薬品の「複合材料、包装容器、端子、および、複合材料の検査方法」を読んでみた

武田薬品の「複合材料、包装容器、端子、および、複合材料の検査方法」(出願番号:2019-555335)を読んでみました。ピンホールの有無を判断する複合材料の検査方法について記載された特許です。

【発明の背景および解決しようとする課題】
・バイオ産業の発展に比例してシングルユース技術が大きく発展した。シングルユースに用いられる製品にはピンホールが生じ易いという問題がある。
・ピンホール検査方法として、圧力減衰法が用いられているが、検査に長時間を要し、かつ装置コストが高額である。また、製品内部の無菌状態を保証するためには0.5μm以上のピンホールを検知する必要があるが、圧力減衰法によって検知可能なピンホールの直径は30μm以上に過ぎない。このため、より小さなピンホールを検知が可能でかつ簡便なピンホール検査方法が求められている。
・様々な検査方法が発明されてきたが、それらの装置が設置された場所に検査される物を運ばなければならないという問題点があった。

【解決手段】
・被検査材である複合材料が導電層の対を有するか否かが、ピンホールの有無にかかる検査が実施される場所の自由度に大きな影響を及ぼすことが分かった。
・ピンホールの有無にかかる検査が実施される場所の自由度が高い複合材料、包装容器、端子、および、複合材料の検査方法を提供する。

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レバレッジ特許翻訳講座、10期生。2020年10月より講座を開始しました。 海外在住12年間。小学生と保育園の2人の子どもがいるワーキングマザーです。 「勉強」「育児」「仕事」「家事」のバランスを考えながら日英特許翻訳者を目指します。