武田薬品の「STING調節剤化合物、ならびに製造及び使用する方法」を読んでみた

武田薬品の「STING調節剤化合物、ならびに製造及び使用する方法」(出願番号:2020-526002)を読んでみました。STING(インターフェロン遺伝子の刺激因子)調節剤/アゴニストとして有用である化合物の合成方法、またその化合物をがんなどの治療に使用する方法について記載された特許です。

【発明の背景および解決しようとする課題】
・STINGは、環状ジヌクレオチドと直接結合することで、I型インターフェロン(IFN)を誘導するアダプタータンパク質である。
・STINGは、がん細胞増殖を抑制するのに重要な役割を担っており、抗がん剤として使用できる。また、自然及び適応免疫の両方を活性化できるため、従来のワクチンの免疫効果を増強でき、様々なワクチンのための補助剤としても使用され得る。

【解決手段】
・がん及び他の疾患の予防または治療のための薬剤として有用であるSTING作動活性を有する化合物を提供する。

【分析方法】
・NMRスペクトル
・LCMSスペクトル(液体クロマトグラフィー質量分析)
・HPLC分取、SFC分取(精製クロマトグラフィー)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

レバレッジ特許翻訳講座、10期生。2020年10月より講座を開始しました。 海外在住12年間。小学生と保育園の2人の子どもがいるワーキングマザーです。 「勉強」「育児」「仕事」「家事」のバランスを考えながら日英特許翻訳者を目指します。